今日(4日)の北海道は大気の状態が非常に不安定になっており、局地的に雨脚が強まっています。午後2時までの1時間に網走地方の津別町では、28・5ミリの雨を観測しました。これは7月としては3位の記録です。
●「馬の背を分ける雨」とは?
なお、低気圧や前線による組織だった雨雲ではなく、その場で沸き立つように積乱雲が発達しているため、近隣のアメダス観測所では雨の降っていない所も多くなっています。このような雨の降り方を「馬の背を分ける雨」といいます。馬の背中の片側は雨で濡れて、反対側では雨が降っていない様子を表した言葉です。
この後も道東方面では局地的に非常に激しい雨の降る恐れがあり、そのほかの地域でも山沿いを中心に激しい雨の降る可能性があります。北見地方では、夜のはじめ頃にかけて低い土地の浸水や河川の増水に警戒して、そのほかでも竜巻などの激しい突風や落雷、天気の急な変化に注意して下さい。