10日(木)は、南岸低気圧の影響で、関東で大雪となる恐れがあります。10日(木)一日で降る雪の量が、平野部でも多い所で10センチ以上となる可能性があります。
●10日(木) 南岸低気圧の影響で大雪の恐れ
寒気が居座るなか、10日(木)は本州の南岸を低気圧がやや発達しながら進む予想です。
東京都心で10センチの積雪となった1月6日のように、10日(木)は関東の平野部で大雪となる恐れがあります。今回は、10日(木)の明け方から11日(金)建国記念の日の明け方までと雪が長く続き、降水量が多くなる可能性があります。
●平野部で10センチ以上の降雪の可能性も
関東は10日(木)の明け方から次第に雪が降り始めるでしょう。日中も内陸部を中心に雪が降り、大雪となる恐れがあります。東京都心など沿岸部では、今のところ降り出しは雪で、日中は雨に変わる予想です。ただ、1月6日のように寒気を引きずり込むと、雪のまま降り続く可能性があります。
最新の資料では、10日(木)一日で降る雪の量が、関東の山沿いの多い所で30センチ以上となる恐れがあります。関東の平野部でも多い所で10センチ以上となる可能性があり、しっかりと雪の積もる所があるでしょう。また、山梨県の山沿いの多い所では50センチ以上と雪の量がかなり多くなる恐れがあります。
雪に慣れない関東の平野部では少しの積雪でも交通機関に影響がでる可能性があり、注意が必要です。積雪とならなくても夜間は冷え込み、路面が凍結する所がありそうです。車の運転は注意が必要です。
なお、関東の雪の予想は、低気圧の位置や発達具合、地上付近の気温の少しの違いで、雪のエリアが大きく変わる可能性があります。最新の気象情報をチェックしてください。
●雪に関する気象情報・交通情報を入手
大雪に関する気象情報は、予想される現象の数日前から発表されます。予想降雪量、降雪のピーク(注意を要する時間帯)などは随時最新の情報を確認し、事前対策の目安にしましょう。交通機関への影響が予想される場合、あらかじめ目的地までのルートを変更したり、不要不急の外出自体の延期・取りやめを検討したりしましょう。
●除雪グッズや食料品の準備
積雪の可能性がある場合、融雪剤の散布や除雪用具(スコップなど)の確認をしましょう。直前に準備しようとすると、手に入らないこともあります。
また、食料品も準備をしておくと安心です。備蓄する食料品は、必ずしも長期備蓄用の保存食でなければいけないわけではありません。普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、古いものから使い、使ったら新しく買い足していくことで、常に一定量の食糧を家に備蓄することが可能です。(ローリングストックといいます。)