上空に強い寒気が居座り、きょう21日(金)の朝も各地で冷え込みが強まりました。午前10時までの最低気温が0℃未満の地点は720地点(富士山を除く)で、4日連続で700地点以上となっています。
●けさも冷え込みが強まる 松山市で今シーズン初の冬日に
きょう21日(金)、日本付近は冬型の気圧配置が続き、上空には強い寒気が居座っています。
このため、けさも各地で冷え込みが強まり、午前10時までの冬日(最低気温が0℃未満)地点数は720地点(富士山を除く)となっています。これは、気温を観測しているアメダス地点の約80%近くの数で、4日連続で700地点以上となりました。
近畿や中国地方、四国では、今シーズン一番の冷え込みとなった所が多く、午前10時までの最低気温は愛媛県松山市でマイナス1.4℃と、今シーズン初めての冬日となりました。
●日中も厳しい寒さ
日中にかけてあまり気温が上がらず、最高気温はきのう20日(木)より低い所が多くなりそうです。
北海道は0℃以下の所がほとんどで、東北や北陸は広く5℃に届かないでしょう。関東から九州は7℃前後にとどまる所が多く、厳しい寒さとなる見込みです。
北よりの風がやや強いため、より一層寒く感じられるでしょう。厚手のコートにマフラーや手袋など、防寒対策を万全にしてお過ごしください。
●入浴時はヒートショックに注意
寒さが厳しい時は、体の芯から温まりたいですね。ただ、冷え込みが強まるほど、脱衣所や浴室と、浴槽のお湯の「温度差」が大きくなるため、入浴時のヒートショックに注意が必要です。
家によって違いはありますが、例えば、冬の場合、脱衣所・浴室の室温は10度、浴槽のお湯の温度は42度だと、その「差」は32度にもなります。一方、夏の場合は、脱衣所・浴室の室温は25度、浴槽のお湯の温度は38度だと、その「差」はたった13度です。
寒い脱衣所に対して、熱すぎる浴槽のお湯との「温度差」が大きければ大きいほど、ヒートショックのリスクが高まります。
そこで、入浴前に、暖房器具などで脱衣所の室温を上げて、浴槽のお湯との「温度差」が小さくなるよう工夫することが必要です。また、冬でもお湯の温度は41度以下を心がけ、お湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。半身浴でも、長い時間、お湯につかると、体温が上昇する可能性がありますので、注意してください。