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「部分月食」の始まりは、16時19分頃で、まもなくです。月が最も欠けて見える「食の最大」は18時3分頃。関東から九州、沖縄を中心に晴れて観察のチャンスがあります。
●まもなく「部分月食」
まもなく「部分月食」が始まります。
今回の月食は、16時19分頃から月が欠け始めます。ただ、北海道や東北北部を除く地域では、月食の始まりは月が地平線の下にあって見られず、月が欠けた状態で空に昇ってくる月出帯食(げつしゅつたいしょく)となります(国立天文台HPより一部抜粋)。前半は月の高度が低いので、できるだけ東の空が開けた場所で観察すると良いでしょう。
その後、満月はだんだん高くなり、同時に欠けている部分の割合が大きくなっていきます。欠けはじめから約1時間45分後の18時3分頃には、月が最も欠けて見える「食の最大」となります。月の直径の約98%が地球の影に入るため、ほぼ皆既月食の状態になります。全体的に赤みを帯び、わずかに一部だけが白い満月が見られそうです。
●東・西日本、沖縄でチャンスあり!
北海道や東北北部は雪や雨が降り、あいにくの天気でしょう。
東北南部や北陸、関東では一時的に雲の広がる所はありますが、雲に切れ間があり、観察のチャンスがありそうです。東海から九州、沖縄にかけてはおおむね晴れて、「部分月食」を見られる所が多くなるでしょう。
日が暮れると、グッと冷えてきますので、観察の際はしっかりと寒さ対策をなさってください。