今後、日本列島への寒気の流れ込みは、当初の予想より早くなることが、ひとつの可能性としてでてきました。
●冬の寒さ 当初の予想より早まる可能性も
26日(火)の時点で、ヨーロッパ中期予報センターの最新の資料では、前回の資料から予報が変わり、今後、日本列島への寒気の流れ込みは、当初の予想より早くなる可能性がでてきました。この最新の資料では、11月に入る頃には、上空を流れる偏西風が蛇行し、日本付近で南下することが考えられるのです。この場合は、11月に入る頃に、さっそく日本列島に寒気が流れ込みやすくなるでしょう。その後も、寒気の流れ込みやすい状態が続き、12月の本格的な冬に入る可能性があります。
今のところ、週間天気や2週間天気では、気温は広く平年並みか高い日が多くなっています。ただ、この予報には、大きな幅がある状況です。今後、気温の予報は、11月に入る頃から低温傾向に変わる可能性もあります。
●今週 秋晴れになる地域は?
目先のさわやかな秋晴れは、貴重になるかもしれません。
27日(水)は、九州から近畿は、高気圧に覆われて晴れる見込みです。東海や関東から北海道は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。雨が降る所もある見込みです。
28日(木)は、九州から東北南部を中心に、日差しが届くでしょう。29日(金)は、全国的に晴れる見込みです。
30日(土)は、九州の太平洋側や四国を中心に、次第に雨が降るでしょう。31日(日)は、広く曇りや雨になりそうです。
今後、最新の気象情報をこまめにチェックし、秋晴れの日には、冬用の布団を干したり、衣類の整理をしたりなど、本格的な冬に向けて準備をしておくとよさそうです。