東北の標高の高い山は紅葉が見ごろです。土・日の東北はあいにくの雨ですが、標高1,500m級の山は雪に変わり、錦色に雪の白がアクセントになるかもしれません。週末から寒くなるので体調などに気を付けましょう。
●山は錦色に衣替え
東北では標高の高い山で紅葉の見ごろを迎えています。
山岳道路の岩木スカイラインにお話を伺ったところ、青森県の岩木山では山頂は落葉して、中腹に紅葉の見ごろが移っているようです。
今年は、山頂の色づきは例年より早かったものの、その後の暖かさで紅葉前線は一旦足踏み。ただ、最近は冷える日が増えて、紅葉が一気に中腹へ進み、例年並みの色づきに追いついたそうです。
秋田・山形県境の鳥海山や、宮城・岩手・秋田にまたがる栗駒山なども中腹に見ごろが移り、紅葉前線は進んでいます。
そのほかtenki.jpの各ページから紅葉スポットや今が見ごろの場所などをご確認iいただけます。
●土・日は季節を進める雨 来週前半は11月並みの肌寒さ
週末は、山の紅葉がさらに進みそうです。
15日(金)は東北北部を中心に雨が降るでしょう。南風の吹き込む東北南部は日中は25度前後と、一旦暑さが戻りそうです。
一方、16日(土)~17日(日)は東北の広い範囲で、本降りの雨になる見込みです。
17日(日)の午後からは、上空に強い寒気が流れ込み、標高の高い山は雪に変わるでしょう。
岩手・秋田県境の八幡平アスピーテラインや宮城・山形県境の蔵王エコーラインなど、山岳道路は通行止めになる可能性がありますので、ドライバーの方はご注意ください。
気温も下がり、17日(日)頃からは日中も11月上旬並みの所が多く、一気に肌寒くなりそうです。
18日(月)の最低気温は各地で一桁となり、今シーズン一番の冷え込みを更新しそうです。内陸を中心に暖房が必要なくらいでしょう。
厚手の服や、暖房の点検などを進めておくと良さそうです。
10月中旬の気温は平年より低い予想ですが、その後は平年並みか平年より高い見込みです。紅葉の色づきはゆっくりと進むでしょう。
●週明けは3段紅葉が見られるか
こちらは2年前、青森県の岩木山の初冠雪が観測されたときの画像です。
少しわかりづらいですが…山頂の雪の白、裾野の紅葉、里の緑と、いわゆる3段紅葉が見られました。
週明け18日(月)には東北の1,500m級の山々は雪化粧して、3段紅葉が見られる所もあるかもしれません。