台風16号は、関東には10月1日(金)に最も近づく見込みです。台風の中心が離れて通っても、千葉県などで暴風となる恐れがありますので、早めの備えをしてください。
●台風16号 大型で非常に強い 関東には1日(金)に最接近
台風16号は、29日(水)12時現在、「大型」で「非常に強い」勢力です。今後も、勢力を維持したまま、10月1日(金)に関東に最も接近する見込みです。台風の中心は関東からは少し離れて通る見込みですが、沿岸部を中心に荒れた天気になる恐れがあります。
最大瞬間風速が35m/s以上になる確率をみると、1日(6時~18時)は沿岸部で可能性があり、特に千葉県でやや高めとなっています。また、雨も沿岸部ほど強まる見込みで、局地的に大雨になる恐れもあります。ハザードマップの確認や屋外の飛ばされそうなものをしまっておくなど、備えをしておくと安心です。
●暴風に備えて
台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点ついて、確認したり、備えたりしておく必要があります。
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。