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台風16号 伊豆諸島は記録的な暴風の恐れ 最大瞬間風速40~60メートル


伊豆諸島は、あす30日(木)から非常に強い風が吹き、あさって1日(金)は電柱が倒れるような記録的な暴風が吹く恐れがあります。備えはきょう29日(水)のうちにしてください。

●伊豆諸島は記録的な暴風に警戒を

台風16号は、9日29日(水)午前9時現在、「大型」で「非常に強い」勢力で比較的ゆっくりと北上しています。中心付近の最大瞬間風速は「70m/s」です。今後も、勢力を維持したまま北上し、10月1日(金)は速度を急に上げて、八丈島の南にかなり接近する見込みです。
伊豆諸島で予想される最大瞬間風速は、30日(木)は30~35m/s。そして、1日(金)は40~60m/sで、これは電柱が倒れたり、走行中のトラックが横転するほどの暴風です。
八丈島の過去の記録を見てみますと、1937年の統計開始以来最も強い最大瞬間風速が観測されたのが、67.8m/s(1975年10月5日)、2番目は60.0m/s(1938年9月24日)、3番目は59.5m/s(2003年9月21日)となっていて、もし60m/sくらいの風が観測されると記録的と言えそうです。
台風への備えは、きょう29日(水)の間にして、あす30日(木)からは安全な場所でお過ごしください。

●暴風に備えて

台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点ついて、確認したり、備えたりしておく必要があります。
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

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