台風16号は、10月1日(金)頃に伊豆諸島にかなり接近し、その後、北東へ進む見込みです。この先、関東など気温の変化が大きいでしょう。
●台風16号 10月1日(金)頃 非常に強い勢力で伊豆諸島に接近へ
台風16号は、27日(月)午後3時、沖ノ鳥島近海を北北西へゆっくり進んでいます。中心気圧は925hPaで、中心付近の最大風速は50m/s、大型で非常に強い勢力です。台風の大きさは強風域の半径、強さは最大風速で、上の表のように区分されます。
今後、大型ではなくなる予想ですが、発達する見込みです。28日(火)には猛烈な勢力になり、30日(木)にかけて日本の南を北上する見込みです。10月1日(金)には、非常に強い勢力で、伊豆諸島近海を進むでしょう。その後、台風は日本の東を北東へ進む見込みです。
台風16号の影響で、28日(火)から10月2日(土)頃にかけて、南西諸島、小笠原諸島、九州から北海道の太平洋側で、うねりを伴って大しけになる所があるでしょう。特に、10月1日(金)頃、伊豆諸島では、台風16号がかなり接近し、大荒れになる恐れがあります。高波や暴風に警戒してください。台風の進路等によっては、東海や関東、東北の太平洋側でも暴風になる恐れがあります。
10月1日(金)頃は、東海や関東、東北の太平洋側を中心に、台風本体、または台風周辺の発達した雨雲がかかり、大雨になる恐れもあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。
●関東など気温の変化大きく 九州・中国地方・四国では残暑続く
台風も心配ですが、この先、気温が大きく変化する地域があります。30日(木)にかけて、日本付近は南からの暖かい空気に覆われるでしょう。最高気温は、平年並みか高い所が多い見込みです。涼しい日が続いていた関東付近も、最高気温が25℃を超える所が多い予想です。日中は薄着で過ごせるでしょう。ただ、10月1日(金)は、本州付近に、北東から比較的冷たい空気が流れ込みます。東北の太平洋側や関東を中心に、日中の気温が急に下がるでしょう。仙台市や東京都心の最高気温は、20℃前後で、10月中旬から下旬並みになる予想です。気温が下がるのは一時的です。2日(土)から残暑が戻るでしょう。気温の大きな変化で、体調を崩さないようお気をつけください。
九州付近は、来週後半にかけて、暖かい空気に覆われる見込みです。九州や中国地方、四国では、日中の暑さが続き、この時期としては、かなりの高温になる予想です。