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真夏に異例の長雨 雨量が記録的に多い8月に 9月の見通し


2021年の8月は、真夏にもかかわらず前線が長く停滞し、西日本を中心に記録的な雨量となりました。8月の天候のまとめと、9月の見通しです。

●8月上旬は猛暑と雷雨 岐阜県多治見市で40℃超え

8月上旬は各地で気温の高い状態が続き、8日には岐阜県多治見市で今年全国で初めて40℃を超えました。東京都心も10日に36.8℃まで上がり、今年初めての猛暑日となりました。また、大気の状態が不安定な日が多く、各地で雷雨が発生しました。

●8月上旬 台風9号鹿児島県に上陸 台風10号関東に接近

暑さの中、台風9号、10号が発生。台風10号は、8日日中に関東に接近し、千葉県勝浦市で12時間雨量が249.5ミリなど8月としては観測史上最も多くなった所もありました。
また、台風9号は、8日20時過ぎに鹿児島県枕崎市付近に上陸(今年2回目の上陸)し、9日午前5時過ぎには広島県呉市付近に再上陸。宮崎県延岡市では観測史上1位となる1時間84.5ミリの猛烈な雨を観測など、九州や中国、四国で一時的に大荒れとなりました。その後、温帯低気圧に変わっても影響が長引き、島根県隠岐で線状降水帯が発生。10日は、活発な雨雲が北日本を通過しました。

●8月中旬から下旬 真夏に異例の長雨 線状降水帯発生や大雨特別警報も

11日から26日にかけては、太平洋高気圧の勢力が弱まり、本州付近に前線が停滞。西日本や東日本は真夏にしては異例の長雨となりました。12日は福岡県筑後地方と熊本県熊本地方で線状降水帯が発生。13日は広島県に大雨特別警報や線状降水帯発生情報が発表されました。14日は長崎県、佐賀県、福岡県にも大雨特別警報や線状降水帯発生情報。一度解除された広島県にも再び大雨特別警報が発表されました。この影響で、広島県と島根県を流れる江の川や佐賀県の六角川が氾濫するなどの被害が出ました。総雨量は、長崎県雲仙市で1360.0ミリ、佐賀県嬉野市で1334.5ミリなど、九州や高知県で1000ミリを超えました。8月1日から30日までの総雨量を見ても、九州北部や中国地方を中心に平年の3倍から5倍となり、記録的に雨が多い8月となりました。

●9月は季節が順調に進む 雨に注意

8月の終盤になって、関東から西を中心に猛暑が戻りましたが、9月に入ると季節が順調に進む見込みです。9月の平均気温をみても、北海道から九州まで平年並みの予想で、次第に秋めいてくるでしょう。関東から西でも、朝晩は半袖では肌寒い日が出てくるでしょう。そろそろ、羽織るものを用意しておくとよさそうです。
今後は雨に注意が必要です。9月は秋雨前線が本州に停滞しやすく、雨も降りやすいでしょう。台風の発生も多い時期が続くので、大雨への備えを心がけてください。

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