台風12号はあす22日(日)、沖縄県の先島諸島にかなり接近。来週の後半は天気回復とともに、関東から西で猛暑日の所も。
●台風12号 先島諸島にかなり接近
台風12号は、きょう21日(土)午後3時現在、沖縄の南にあって、1時間に約25キロの速さで北西に進んでいます。今後は発達しながら北西に進み、あす22日(日)には先島諸島にかなり接近する予想です。予報円(台風の中心が約70%の確率で入る)の中心を通った場合は、宮古島を直撃する可能性もあります。
あす22日(日)は、宮古島地方で暴風となるおそれがあり、海はしけるでしょう。また台風周辺の雨雲や、台風本体の雨雲がかかり、1時間に40ミリの激しい雨が降る所がありそうです。強風や高波、落雷や突風などに十分注意して下さい。
【風の予想 最大風速(最大瞬間風速)】22日(日) 宮古島地方 23メートル(35メートル)、八重山地方 18メートル(25メートル)
【波の予想】沖縄本島地方 22日(日)～23日(月) 3メートル、先島諸島 22日(日) 5メートル、23日(月) 3メートル
●大雨のあとは 熱中症に警戒を
本州付近は、週の前半と後半で天気の傾向が変わりそうです。大雨のあとは、晴れて厳しい暑さが戻るでしょう。
あす22日(日)は、前線が日本海を南下するため、九州から東北の広い範囲で雨。局地的に激しい雨が降るでしょう。その後も前線が日本海にのびて、湿った空気が流れ込みやすい状態が続きます。晴れる所でも、急な雨や雷雨に注意が必要です。大雨の復旧作業をされる際は、二次災害が発生する可能性もあります。雨雲レーダーなどで、最新の情報を確認して下さい。
●強い日差し 猛暑日続出
夏の太平洋高気圧の勢力が強くなってくるのは、25日(水)頃から。記録的な大雨となった地域でも、強い日差しが照りつけるでしょう。九州から関東は最高気温30度以上の真夏日が多く、東海や関東の内陸を中心に最高気温が35度以上の猛暑日になる所も。朝晩に秋の涼しさを感じられるようになった東北や北海道も、26日(木)以降は再び暑くなりそうです。こまめな水分補給など、熱中症対策を心がけましょう。
