秋田県大館市では20日午後1時20分現在、最高気温が35.0度を観測し、4日連続の猛暑日になりました。秋田県内の観測地点で7月に4日連続で猛暑日を観測するのは1989年の能代市以来32年ぶりです。熱中症に厳重に警戒してください。また、上空に寒気が入って大気の状態が不安定になっており、山沿いを中心に局地的な雷雨にも十分注意が必要です。
●秋田県内で4日連続の猛暑日7月としては32年ぶり
東北地方では梅雨明け直後から猛烈な暑さが続いています。20日(火)午後2時までの最高気温は、福島県福島市で37.0度、二本松市で36.6度など猛暑日地点が続出しています。
秋田県大館市でも最高気温が35度に達し、4日連続の猛暑日となりました。アメダスでの観測が広まった1976年以降、秋田県内で7月に4日連続で35度以上の猛暑日が続いたのは、1989年の能代市(7/26~29)以来です。実に32年ぶりの猛烈な暑さが続いています。
●梅雨明け猛暑で熱中症急増 厳重に警戒を
秋田県内では熱中症の搬送者数も急増しています。
秋田県によると、梅雨明け前の7月7月5日~11日の搬送者数は7名。
一方、7月12日~18日は70名と急増、16日の梅雨明け直後の17日(土)18日(日)は計30名と特に多くなっているようです。
各地で梅雨明け直後から連日の猛暑で体力も奪われ、特に熱中症の危険が高くなっていると考えれらます。
少しでもめまいやふらつきを感じたりしたら、熱中症のサインです。すぐに涼しい部屋に移動して、たっぷりの水分と適度な塩分補給をしましょう。
この先は夜間も気温が下がりにくくなり、東北でも熱帯夜がありそうです。おやすみ前もコップ一杯の水分補給を心がけましょう。
部屋の中でも熱中症になる方が多くいらっしゃいます。離れたご家族にはぜひ電話をしてあげて、部屋の中でもエアコン等を使っているかなど声かけしてあげましょう。
●今週は大気不安定 局地的な雷雨にも注意
20日(火)は上空に寒気が流れ込む影響で、大気の状態は不安定になっています。今週はしばらく夕立のような雷雨があちらこちらでありそうです。発達した積乱雲のもとでは竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。山沿いを中心に、気温の上がる午後は天気の急変に注意をしてください。
22日海の日(木)からは連休や夏休みという方も多いと思います。
川の急な増水、海でも落雷などの心配がありますので、こまめに雨雲レーダーを確認しましょう。