今日(10日)、午前11時40分までに十勝地方の新得では最高気温が30.1度まで上がり、今年に入ってから道内で初めての真夏日となりました。その年の初の真夏日が6月に入ってからとなるのは2012年以来9年ぶりです。昨年(2020年)の初真夏日は5月3日に観測しています。
明日(11日)はさらに暑くなる見込みで、熱中症や食中毒への注意が引き続き必要です。
●6月の初真夏日は9年ぶり
今日(10日)の北海道は、朝から広く晴れて日差しが強まりました。上空に真夏並みの暖かい空気が流れ込んだ影響もあり、各地で気温が上がっています。
午前11時40分までの最高気温は十勝地方の新得で30.1度まで上がり、今年に入ってから道内で初となる真夏日となりました。
北海道内でその年初めての真夏日が6月に入ってからとなるのは2012年以来9年ぶりのことで、今年は暑さの到来が近年と比べて遅くなりました。
●熱中症や食中毒に十分な注意を
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言が発表されたこともあり、体を動かす機会も例年より少なくなっている方も多いと思いますが、汗をかくことに体が慣れていないと、暑くなってもうまく体温調整ができない恐れがあります。暑くなり始めのこの時期は特に注意が必要です。
また、外出の際にマスクをつけることで、より体の熱が逃げにくくなる恐れもあります。暑さで体調を崩さないように十分にお気を付けください。
また、道内の広い範囲で食中毒警報が発令されています。買い物の後はすぐに食品を冷蔵庫に入れる、食品は十分に加熱するなど、食品を扱う時は必ず手を洗うなど、食中毒対策もしっかりと行って下さい。
●明日はさらに暑く 今週のピークに
明日(11日)も高気圧に覆われ、上空に真夏並みの暖気が居座るため、内陸を中心に真夏の暑さが続きます。
午前10時発表の予想では、札幌や旭川、帯広で32度、北見では33度まで上がる見込みで、今日以上の暑さとなる所も多くなりそうです。
週末も平年よりやや高めの気温にはなるものの、今日、明日よりは暑さが落ち着くため、明日が今週の暑さのピークとなるでしょう。引き続き暑さ対策を十分に行って下さい。