15日、高松地方気象台と松山地方気象台・高知地方気象台はそれぞれ、高松(栗林公園の標本木)と松山(道後公園の標本木)と高知(高知公園の標本木)の桜の開花を発表しました。
●高松・松山・高知で記録的に早い桜の開花!
15日、高松と松山・高知で桜が開花しました。
高松では、平年(3月28日)より13日早く、昨年(3月23日)より8日早い開花で、1953年の統計開始以来、最も早い開花となりました。
松山では、平年(3月25日)より10日早く、昨年(3月25日)より10日早い開花です。過去最も早い開花となったのは3月14日(2010年)で、それに次いで2番目に早い開花となりました。
高知では、平年(3月22日)より7日早く、昨年(3月24日)より9日早い開花です。過去最も早い開花となったのは3月10日(2010年)で、3月14日(1990年)に次いで、3番目に早い開花となりました(2018年・2013年・2006年・1997年・1989年とタイ記録)。
●今後も早いペースで桜の便りが届きそう 満開までも早い予想
四国地方のこの冬(12月~2月)は、度々強い寒気が流れ込んで厳しい寒さとなる日もあり、桜の花芽の休眠打破は順調に行われたとみられます。2月に入ると春への動きが加速し、高松・徳島・松山・高知の2月の月平均気温は平年より2度以上高くなり、高松と松山では過去最も高くなりました。3月に入っても気温は平年を上回る日が続いており、この先も強い寒の戻りはない予想です。
このため、各地で平年よりかなり早くに開花したように、徳島でも平年よりかなり早い開花となるでしょう。
また開花後も花冷えもほとんどないとみられ、満開までも早い予想で、今月中に花盛りを迎えるでしょう。