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北海道 幸運のサンピラーにサンドック


北海道では今朝(2日)も冷え込みが強まり、173地点中96地点で氷点下15度を下回りました。中山峠では氷点下20度くらいまで下がり、幸運のサンピラー(太陽柱)とサンドック(幻日)が見られました。寒い北海道でも条件が揃わないと見られない貴重で神秘的な現象が発生しました。

●幸運のサンピラーにサンドックもあらわる

「サンピラー(太陽柱)」とは、晴れた朝で、風が弱く、気温が氷点下15度以下まで下がった時などの条件が揃った際に発生するダイヤモンドダスト(細氷)に朝日があたり、太陽の柱のように見える現象です。珍しい現象であることから、「天変地異の前触れ」と言われたこともあるそうですが、滅多に見られないからこそ「見た者には幸運が訪れる」とも言われているそうです。
今朝は、さらに両側に虹色に輝く「幻日」も見られました。これも空気中の結晶に太陽が屈折する現象でとても貴重です。北欧神話では太陽を追いかける2頭の狼にちなんで「SunDogs(サンドック)」とも呼ばれています。
北海道では年越し寒波により、日本海側では大みそかから2日午後6時にかけて降った雪の量は上川地方の音威子府で最も多く63センチ、後志地方の黒松内では50センチと局地的な大雪となりました。しかし、同じ日本海側でも札幌では同じ期間で7センチと雪は少なく、西風にのって連日同じような所で断続的に雪となりました。太平洋側やオホーツク海側は厳しい寒さとなったものの割合晴れて、内陸では幸運のサンピラーが見られるなど、地域によって全く違うお正月を迎えています。

●来週の後半は年越し寒波より強い寒気が入る

北海道では、4日(月)にかけて冬型の気圧配置で、強い寒気が流れ込むため、日本海側では北部や空知、後志地方などで引き続き雪が降りやすいでしょう。その後、やや寒気が弱まるものの、7日(木)から8日(金)は低気圧が発達しながら北海道付近を通過し、通過後は冬型の気圧配置となり、年越し寒波よりも強い寒波が入る見込みです。低気圧の発達程度によっては、大雪や猛ふぶきなど荒れた天気となる恐れがあります。
大みそかから2日は冬型の気圧配置で日本海側を中心の雪となりましたが、来週は低気圧による荒天のため、全道的に雪となります。統計史上初めて積雪0センチで新年を迎えた帯広など道東やオホーツク海側でも本格的な雪となる可能性があるため、最新の気象情報に注意して下さい。

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