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年末年始の天体ショー 満月・しぶんぎ座流星群 初日の出は見られる?


30日は「今年最後の満月(コールドムーン)」、1月1日は「初日の出」、そして1月4日は「しぶんぎ座流星群」。この年末年始は帰省や旅行を控え、自宅で過ごす方も多いかもしません。年末年始に楽しめる空のイベントをご紹介します。

●30日は今年最後の満月 「コールドムーン」

30日(水)は今年最後の満月です。満月には英語圏で様々な呼び名があります。4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」などと月ごとに呼び方が変わり、12月は「Cold Moon(コールドムーン)=寒月」と呼ばれています。30日は日本海側を中心に大雪のおそれがありますが、九州から東海は太平洋側を中心に晴れる所が多くなりそうです。夜空に輝く月を眺めながら、様々なことが駆け巡ったこの一年を静かに振り返ってみるのもいいかもしれません。
ちなみに2021年の最初の満月は1月11日、また地球から見て月が一番大きく見える現象、いわゆる「スーパームーン」となるのは5月26日です。

●初日の出は見られるかな?

2021年最初のお楽しみは何と言っても「初日の出」。1月1日の初日の出時刻は東京の初日の出は6時51分、大阪は7時5分です。1月1日の早朝は九州から関東、東北と北海道の太平洋側の地域を中心に晴れる所が多くなりますので、初日の出が拝める所が多いでしょう。まだ暗いうちからスタンバイをして、澄み切った夜空に輝く今年最初の星空を楽しむのもいいかもしれません。

●星に願いを 4日夜明け前 しぶんぎ座流星群

今年最初に楽しめる流星群は「しぶんぎ座流星群」です。「しぶんぎ座流星群」は「8月のペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とともに、三大流星群の一つです。「しぶんぎ座流星群」の極大は1月3日23時から4日0時頃ですが、最も観察に適した時間は4日の夜明け前2~4時間です。今回は、月が明るく輝くため、星空を見るには条件があまり良くないようですが、月が視界に入らないような方向を見て観察すると良いでしょう。なるべく空の暗い場所で広い範囲を見渡すようにすると、1時間あたり最大20個程度の流星が見られそうです。

●寒さ対策をしっかりと

年末年始は太平洋側を中心に晴れる所が多いものの、上空には強い寒気が流れ込みますので、気温がかなり低くなりそうです。夜間~夜明け前は気温が0℃近くまで下がったり、0℃を下回る地域もありそうです。都心では1月1日の朝の最低気温は1℃くらいまで下がる予想です。屋内からも見える場所で観察するのがおすすめですが、屋外で観察する際は防寒対策を万全にしてお楽しみください。

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