本格的な冬の寒さはまだ先、と思いきや!13日(日)から日本列島に西まわりで強い寒気が流れ込むでしょう。今のところの予想では、九州などでも平地で雪が降るほどの寒気です。
●7日(月)は「大雪(たいせつ)」 8日(火)~9日(水)北日本中心に寒気流入
7日(月)は、二十四節気の「大雪(たいせつ)」です。山だけでなく、平野でも雪が降り、本格的な冬が到来するころです。
さて、7日(月)は北日本を寒冷前線が通過し、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。北海道は雪、東北も日本海側を中心に雪や雨が降る見込みです。午前中は、北海道の日本海側や東北北部で、雪や雨が強まることがあるでしょう。
8日(火)は、冬型の気圧配置は次第に緩みますが、9日(水)にかけて上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が、北陸付近まで南下する見込みです。平地で雪の目安とされる寒気です。8日(火)は、北海道から北陸に日本海から雪雲や雨雲が流れ込むでしょう。9日(水)は、北海道を中心に雪が降る見込みです。
寒気が流れ込むといっても、9日(水)にかけて最高気温は、全国的に平年並みか高い日が続く予想です。
●暦とは裏腹に 12日(土)にかけて最高気温は全国的に平年より高い日続く
10日(木)から12日(土)にかけては、気圧の谷や湿った空気の影響で、曇りや雨になる所が多いでしょう。それでも日本列島は、比較的暖かい空気に覆われるため、最高気温は、全国的に平年より高い日が続く見込みです。
●13日(日)~14日(月) 低気圧が発達しながら北日本を通過する可能性あり
13日(日)から14日(月)にかけて、北日本を低気圧が発達しながら通過する可能性があります。北海道や東北で雪や雨が降るでしょう。降り方が強まったり、風が強まったりことが考えられます。
●西まわりで強い寒気流入 近畿~九州で初雪か
13日(日)から14日(月)にかけて、低気圧の発達と同時に、大陸から日本列島に西まわりで、強い寒気が流れ込むでしょう。今のところの予想では、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が、九州や四国まで南下します。北海道や東北だけでなく、北陸でも平地で雪になり、降り方が強まることがあるでしょう。近畿から九州からも、初雪の便りが届きそうです。まだ予報には幅がありますが、最新の気象情報を確認し、早めに雪への備えをしておくとよさそうです。
急に本格的な冬の寒さになりますので、体調管理にもお気をつけ下さい。
寒気が日本列島に流れ込むとき、北日本から流れ込むことがよくあります。西まわりで寒気が流れ込むとは、北日本より先に、九州から近畿など西日本を中心に寒気が流れ込むパターンです。