きょう17日、釧路地方気象台でカエデ(イタヤカエデ)の紅葉が観測されました。全国の気象台で紅葉が観測されるのは、この秋初めてです。
●この秋全国で初 カエデの紅葉
きょう17日、釧路地方気象台でカエデ(イタヤカエデ)の紅葉が観測されました。平年より2日遅く、昨年と同じ観測です。カエデの紅葉が観測されるのは、全国でこの秋初めてです。
※カエデの紅葉日とは、標本木の大部分の葉の色が紅色に変わった状態になった最初の日のことです。主に「イロハカエデ」を標本木としますが、イロハカエデが生育しない地域では、「ヤマモミジ」、「オオモミジ」、「イタヤカエデ」を観測します。
●なぜ葉が色づく?
なぜ秋が深まると、葉が色づくのでしょうか?
紅葉の赤い成分は糖分から作られます。秋が深まり気温が下がると樹木は葉を落とす準備をはじめます。葉と枝のあいだに仕切りを作り、葉の中にできた糖分が枝のほうに運ばれなくなり、葉の中に残ります。この糖分が原料となり、赤い色素ができるのです。
●今年の紅葉は?
紅葉の見ごろは、秋(9~11月)の気温が低いと早まり、高いと遅れます。これから11月までの気温は全国的に平年並みか高く、朝晩の冷え込みも平年に比べ弱いでしょう。このため、今年の観光名所の紅葉見ごろ時期は、平年より遅れる所が多い予想です。tenki.jpでは、最新の紅葉の色づき情報を更新していますので、参考になさって下さい。