きょう6日、衛星画像を見ると、東シナ海に「カルマン渦」といわれる渦状の雲が見られました。
●カルマン渦出現
上の画像は、きょう午前9時の気象衛星画像です。済州(チェジュ)島の南に「カルマン渦」といわれる渦状の雲が連なっているのが見られます。この付近に北よりの冷たい風が吹き込んだことで、出現したと考えられます。
●カルマン渦とは?
流れの中に置かれた物体の風下方向には「カルマン渦」と言われる不思議な渦巻きができることがあります。このような渦巻きは雲でも見られることがあります。特に、冬型の気圧配置になった時に済州(チェジュ)島などの風下で、このような雲がしばしば現れます。
これから冬にかけて、冬型の気圧配置になった時には衛星画像にも是非、目を向けてみて下さい。このような不思議な渦状の形の雲が見られるかもしれません。