今日(10日)、札幌管区気象台から1か月予報が発表されました。
今月は異例ともいえる残暑となっていますが、今後も暑さが続くのか。気温を主に最新の1か月予報を解説します。
●9月12日~18日 いったん秋の空気が
今週末からは北海道の南に前線がのび、前線の北側に入る北海道には冷たい空気が入りやすくなりそうです。
そのため、気温は日本海側で平年並み、太平洋側やオホーツク海側では平年よりやや低くなる見込みです。最高気温でも20度に届かない地点も現れそうで、長袖のシャツや羽織るものが活躍する所が多くなりそうです。
これまでの暑さとは空気が一変するため、体調を崩さないように十分注意して下さい。
●9月19日~25日 今年最後の真夏の暑さか
しかし、その後の一週間は南からの暖かい空気の影響を受けやすくなります。一時的には7月、8月に入るような暖気が流れ込む予想もあり、各地で夏の暑さが戻りそうです。
北海道では、最近でも2012年には9月19日に真夏日が観測されており(女満別空港で30.9度)、この頃までは真夏日となることもあります。
今年も低気圧の進路や暖気の入り方によっては、真夏日になる可能性も0ではありません。いずれにしても、今年最後の真夏の暑さがこの頃に訪れそうです。
●9月26日~ 秋はゆっくり 山の雪も遅れる?
この時期になると北海道では各地で平年の最高気温が20度に届かない所が多くなり、そろそろ山では雪が降りだす頃でもあります。
しかし、今年は気温が平年よりやや高い状態が続く予想となっています。流石に30度を超えるような暑さにはなりませんが、秋への歩みは引き続きゆっくりとなりそうです。
9月中旬まで真夏日があった2012年は、その後の季節の歩みも遅く、道内の初冠雪は最も早い利尻山と旭岳で10月14日の観測となっており、10月半ばまでずれ込みました。
今年も10月になってもなかなか山の雪の便りが来ない、などということになるかもしれません。