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週間 台風5号 あす低気圧に変わっても警戒 厳暑続く 夜も熱中症に注意




九州北部に接近中の台風5号は、11日(火)には、日本海で温帯低気圧に変わり、北海道に近づくでしょう。北海道は大荒れの恐れがあります。この先も、広く厳しい暑さでしょう。



●11日(火) 台風5号 温帯低気圧に変わって北海道付近へ


九州北部に接近中の台風5号は、今後、朝鮮半島付近を通り、11日(火)には、日本海で温帯低気圧に変わる見込みです。低気圧は、日本海の前線に取り込まれ、北海道に近づくでしょう。北海道では、発達した雨雲がかかる見込みです。日本海側で予想される1時間雨量の最大値は40ミリ。道路が川のようになることがあるでしょう。日本海側北部では、6日から7日の大雨により地盤の緩んでいる所や河川の増水している所があります。再び大雨になる恐れがあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。南風も強まるでしょう。低気圧の発達の程度などによっては大荒れになる恐れがあります。予想される最大瞬間風速は、日本海側と海上30メートル、その他の地域25メートル。風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出るほどの風です。

夏の太平洋高気圧は、東北付近まで覆いますが、九州から近畿では、湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。所々に発達した雨雲がかかり、カミナリが鳴ることもある見込みです。特に、四国の太平洋側では明け方にかけて多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るでしょう。また、長崎県や佐賀県では、日中に激しい雨が降る所がある見込みです。カミナリ雲の下では、竜巻など激しい突風が発生する恐れがあります。発達した積乱雲が近づく兆しがあるときは、建物の中など、安全な場所に移動して下さい。

東海から東北は、強い日差しが照りつけるでしょう。山沿いでは午後は、雲が発生、発達し、急にカミナリが鳴り、雨が降る所があるでしょう。特に東海や関東北部の山を中心に激しい雨が降る見込みです。


●広く厳しい暑さ続く 名古屋など連日35℃前後


12日(水)も、太平洋高気圧は、東北付近まで覆うでしょう。九州から東北は、強い日差しが照りつける所が多い見込みです。13日(木)頃から太平洋高気圧は、東日本付近で勢力を少し弱める見込みです。雲が広がりやすくなり、日本海側で雨が降る所があるでしょう。関東付近では、午後を中心に山沿いでわく雨雲が平野にもかかり、一時的に雨や雷雨の所がありそうです。ただ、予報にはまだ幅があり、広く夏空が続く可能性もあります。最新の気象情報をご確認下さい。

この先も、南からの暖かい空気に覆われて、厳しい暑さが続くでしょう。最高気温は、名古屋では連日35℃前後など猛烈な暑さが続く所もある見込みです。最低気温は、九州から関東の多くの所で、25℃を下回らない日が続くでしょう。日中の外出はなるべく避け、室内でエアコンを使用するなど涼しくしてお過ごし下さい。夜も、寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、熱中症対策が必要です。


一方、北海道付近では、気圧の谷が度々通過する見込みです。曇りや雨の日が多いでしょう。13日(木)は高気圧に覆われて、広く晴れる見込みです。13日(木)にかけて、暖かい空気に覆われて、最高気温は平年より高い日が続くでしょう。14日(金)以降は、北から涼しい空気が流れ込み、暑さが収まりそうです。ただ、予想ほど涼しい空気が流れ込まずに、厳しい暑さが続く可能性もあります。


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