きょう5日、19時48分頃に「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)を見られるチャンスです。観測のポイントや各地の今夜の天気をまとめました。
●見られる地域や時刻
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設。「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
きょう5日、19時45分頃から51分頃までに、九州から関東を中心に観察のチャンスがあります。上の図は各地の最大仰角の時刻と見える方角で、この時刻の2~3分前から見え始める所が多くなっています。
明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。
●各地の天気は?
きょう5日の夜は沖縄や九州から東北にかけて多少雲のかかる所もありますが、大体晴れそうです。特に、九州から関東は最大仰角が45度以上で見えやすく、観察のチャンスです。東北北部や北海道は雲に覆われ、所々で雨が降るでしょう。