南にある2つの台風。それ以上に存在感を誇示する北海道付近の低気圧。北日本は冬の嵐に警戒を。
●24時間で28hPaも低下した低気圧
冬型の気圧配置が強まっているきょう14日は今シーズン初ともいえる本格的な冬の嵐となっています。冬の嵐をもたらしているのは北海道の北で発達している低気圧です。中心気圧が14日正午の段階で978hPa。前日の同時刻から気圧が28hPaも下がっている状況です。また、14日正午には日本の南に台風25号と台風26号が存在しています。それぞれの中心気圧は台風25号が996hPa。台風26号が1000hPaと前述の低気圧よりも高く、いかに低気圧が発達しているかが伺えます。
●北海道は早くも大雪に警戒!
今季初の冬の嵐の警戒期間をまとめました。
北海道は16日土曜日にかけて雪が降り、平野部でも積雪の所がありそうです。最新の情報ではあす15日午後6時にかけて日本海側の多い所で60センチの雪が降り、さらに16日土曜日の午後6時まで日本海側の多い所で50~70センチの雪が降るとみられ、今季初の大雪となる恐れがあります。
きょう青森、秋田で初雪の便りが届いた東北地方も北部の日本海側を中心にあすにかけて雪が降り、平野部でもうっすら雪化粧となるかもしれません。
北海道と東北では季節風が強く、北海道ではあすにかけて、東北では今夜いっぱい暴風や吹雪による見通しの悪さに警戒が必要です。
また、北陸では今夜はじめ頃まで新潟県を中心に暴風に警戒し、関東や東海では今夜いっぱい、強い風にご注意下さい。