東シナ海を進む台風13号、あす7日(土)は朝鮮半島付近まで北上。南西諸島や西~東日本の太平洋側では局地的に大雨のおそれがあり、特に九州では雨の量が多くなりそうです。
●離れたあとも雨継続
きょうの正午、非常に強い台風13号は、東シナ海を1時間に25キロの速さで、北へ進んでいます。今後も暴風域を伴いながら、あす7日(土)にかけて東シナ海を北上し、朝鮮半島付近に進む見通しです。南西諸島や西日本から東日本にかけての太平洋側には、台風周辺の湿った空気が流れ込むでしょう。雷を伴って、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨や、30ミリ以上の激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
あす朝までに降る雨の量は多い所、九州南部で200ミリ、九州北部・奄美・四国で150ミリなどとなっています。その後、8日(日)朝までの24時間に降る雨の量は、四国で200ミリから300ミリなどとなっています。台風13号が離れたあとも、湿った空気が流れ込むため、雨の降る量が多くなりそうです。
●厳しい残暑も継続
あす7日(土)は、沖縄と九州、四国と東海では、雨が降りやすく、局地的な大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒して下さい。中国地方と近畿や北陸、関東甲信では日が差しますが、一部でにわか雨がありそうです。降る範囲は狭いものの、屋外のレジャーなど、空模様の急な変化に注意して下さい。東北は日中は広い範囲で青空が広がるでしょう。北海道は前線の影響で雲が多く、午前中は雨の降る所がありそうです。
最低気温は、きょうと同じくらいの所が多いでしょう。台風が持ち込んできた暖かい空気が流れ込んでいますので、気温は朝から全国的に平年よりも高い見込みです。西日本を中心に25度を下回らず、朝からムシムシと感じられるでしょう。
最高気温も、きょうと同じくらいの所が多くなりそうです。九州から東北にかけては広く30度以上。大阪は35度と、きょうに続いて猛暑日となるかもしれません。各地とも朝から気温の上がり方が早く、暑いと感じる時間が長くなりそうです。週末とあって、お出かけする方が多いと思いますので、こまめに水分を補給するなど、熱中症に注意して下さい。