福岡県では主要ダムの貯水率が低い状態が続いていましたが、7月後半~8月前半の3つの台風による雨で回復し、平年のこの時期の平均貯水率を超えてきました。今後は秋雨前線などの影響で、九州では雨が降る日が多く、まとまった雨になる所もありそうです。
●福岡県ダム貯水率 平年超に
福岡県では、梅雨の期間を含む降水量が平年より少ない状態が続き、主要ダムの平均貯水率が平年と比べて大幅に低くなっていました。
しかし、梅雨明け直前の7月後半に東シナ海を北上した台風5号や、8月上旬に宮崎県に上陸し九州を縦断した台風8号の雨で、貯水率はほぼ回復。さらに、先週15日(木)に西日本を縦断した台風10号により、翌16日(金)には福岡県の主要ダム貯水率は81.2%と、平年のこの時期の77.6%を超えました。
●九州 秋雨前線でぐずつく
きょう(19日)は九州付近に前線が発生し、九州の広い範囲で雨が降りました。
あす20日(火)も九州は断続的に雨や雷雨があり、局地的に激しい雨(1時間に30~50ミリ、バケツをひっくり返したような雨)が降るおそれがあります。
今週は秋雨前線が日本付近に東西に延び、南北動する見込みです。25日(日)ごろにかけても、九州ではくもりや雨の日が多く、まとまった雨になる所があるでしょう。