5日12時ごろ、大阪市中央区の上空に薄雲がかかり、日暈などの大気光学現象が見られました。
●日暈と環水平アーク
太陽の周りに出ている光の輪は「日暈」、その下に見える虹のようなものは「環水平アーク」と呼ばれています。いずれも、薄い雲が広がっている時に見られる現象で、太陽光が氷晶で屈折することによって見られます。
●天気は下り坂?
薄雲が広がる時は、天気がゆっくりと下り坂に向かうことが多いですが、きょう5日は異なります。近畿地方では、上空の冷たい空気と地上付近の気温の上昇により大気の状態が不安定になっており、現在、紀伊山地周辺で雨雲が発生しています。上空では南風が吹いているため、北へと雨雲が流されていく見込みです。屋外で活動中の方は、夜にかけて天気の急な変化に注意をしてください。