きょう(13日)、北海道函館市から「初霜」の便りが届きました。平年よりも25日遅く、観測の続く過去145年の歴史の中でも記録的に遅い初霜です。
●記録的に遅い観測、函館の「初霜」
きょう(13日)明け方、北海道函館市から初霜の便りが届きました。平年より25日遅く、昨年より30日遅い観測で、観測史上2番目に遅い記録となりました。函館市の午前9時までの最低気温は1度7分で、今シーズンこれまでで最も低くなりました。
日本の気象観測の歴史は、1872年(明治5年)8月26日に函館から始まりました。「初霜」「初雪」の観測は、その翌年1873年10月にスタート。145年の観測の歴史がある中で、今年は過去2番目という記録的に遅い初霜観測となりました。(もっとも遅かったのは2005年11月14日でした。)
ちなみに東京で気象観測が始まったのは函館の3年後、1875年(明治8年)です。
●上空に強い寒気、北海道の初雪は?
あす(14日)にかけて、北海道の上空1500メートル付近には、マイナス6度以下の寒気が流れ込む見込みです。北海道北部ではあすにかけて雨が降り、雪になる所もあるでしょう。夜は内陸の標高の高い所を中心に積雪になる可能性があり、平地でも雪になる所がありそうです。積雪や路面の凍結による交通障害に注意してください。