今朝(20日)の北海道は広く晴れて放射冷却が強まり、内陸を中心に冷え込みました。札幌では今シーズン一番の冷え込みとなり、札幌管区気象台では初霜を観測しました。来週にかけていったん冷え込みは緩みそうですが、暖かなうちに冬支度を進めておくと良さそうです。
●今朝も氷点下の冷え込みに
写真は今朝(20日)8時頃、旭山記念公園から見た札幌の様子ですが、雲一つないすっきりとした青空が広がり、ひんやりとした空気に包まれました。札幌では今朝(20日)の最低気温が4度7分と今シーズン一番の冷え込みとなり、札幌管区気象台では平年より5日早く初霜を観測しました。今朝は札幌のほかの各地でも晴れた所が多く、道内のアメダス173地点中58地点で氷点下となるなど内陸を中心に冷え込みました。
今週の北海道は上空の強い寒気の影響で、石北峠など標高の高い所ではうっすら雪が積もりましたが、来週にかけては気温が平年並みか高く経過し、寒さはいったん緩みそうです。
●そろそろ冬支度を
来週には日本海側で初雪の平年日となる所もあり、平地で雪が降ってもおかしくない時期となります。初雪の平年日は最も早い稚内で10月22日、次いで旭川で23日、札幌で28日と日本海側で早く、オホーツク海側の網走で31日、函館や室蘭、帯広、釧路などの太平洋側で11月上旬です。来週にかけて気温は平年並みか高く、過ごしやすい日が多くなりますので、ストーブの点検や、冬物の上着や洋服、マフラーを出すなど寒くなって慌てないように冬支度を進めておくと良さそうです。