今日(23日)、埼玉県熊谷市で41度1分を観測し、歴代の国内最高気温を更新しました。明日(24日)も広く猛烈な暑さで熱中症に厳重な警戒が必要です。ピークは今日、明日ですが、気温の高い状態は今後2週間程度続く見込みです。
●国内観測史上1位を更新
今日(23日)も猛烈な暑さに見舞われた日本列島。埼玉県熊谷市は最高気温41度1分を観測し、歴代の国内の最高気温1位の値を更新しました。(これまでの国内最高気温は高知県四万十市西土佐で観測した41度0分でした。)東京都青梅市でも40度8分まで上がり、都内で過去初めて40度を超えました。東京都心も39度0分を観測し、今年の最高気温を更新しました。
そのほか、多治見では今年2回目の40度超を記録し、甲府も今年初めて40度以上となりました。
●高温続く
明日(24日)も広く猛烈な暑さが続くでしょう。関東から西では35度以上の猛暑日の所が多く、内陸の地域では40度に迫る暑さとなる所がありそうです。熱中症に厳重な警戒が必要です。
猛烈な暑さのピークは今日(23日)、明日(24日)と見られますが、この先もまだまだ厳しい暑さが続くでしょう。今日(23日)、気象庁から「東日本と西日本の長期間の高温に関する全般気象情報」が発表されました。東日本では6月下旬から、西日本でも7月9日頃からは太平洋高気圧に覆われて、晴れて気温のかなり高い日が続いています。7月中旬の平均気温は、関東甲信地方は平年差+4.1℃、東海地方は+3.6℃、近畿地方は+3.4℃、中国地方は+3.1℃と1961年の統計開始以来、7月中旬としては最も高く、記録的な高温となりました。
今週後半からは、40度を超える地点が続出するような猛烈な暑さのピークは越えると見られますが、今後さらに2週間程度は気温の高い状態が続くでしょう。熱中症で救急搬送される方も増えています。厳しい暑さはまだ続き、熱中症の危険が高い状態が続きますので、暑さ対策を万全になさって下さい。喉の渇きを感じる前にこまめな水分補給を行い、汗をかいたら塩分も適度にとりましょう。屋内では適切に冷房を使い、暑さを我慢せずに、無理のないようになさって下さい。