8日まで続いた平成30年7月豪雨。観測された雨の量は各地で記録破りとなりました。
●1000ミリ超え地点多数
各地で大きな被害が出ている平成30年7月豪雨。降った雨の量は記録的なものとなりました。降り始めの6月28日から7月8日までの積算雨量は、高知県、徳島県、岐阜県、長野県の4県15のアメダス地点で1000ミリを超えました。全国で最も雨量が多くなったのは高知県安芸郡馬路村魚梁瀬で1852.5ミリ。これは東京の年間雨量(1528.8ミリ)を超える雨が、わずか11日間の間に降ったことになります。
●広島、岡山、愛媛の雨量も記録的
また、特に被害の大きかった広島県、岡山県、愛媛県の72時間雨量の最大値を見てみますと…。
広島市…444ミリ(8日午前9時20分まで)
岡山市…311ミリ(8日午前8時50分まで)
松山市…360.5ミリ(8日午前8時まで)
広島市と松山市では観測史上1位の記録を更新しました。
いずれの地点でも、7月1か月間に降る雨の量の2倍近い雨が、わずか72時間のうちに降った計算になります。