17日、札幌管区気象台は1か月予報を発表しました。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の平均気温は平年並みか高い予想です。降水量と日照時間は、ほぼ平年並みでしょう。なお、18日~19日の道内は、南西部を中心に激しい雨や暴風となる恐れがあります。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。また、上空に寒気が入る影響で東部の標高の高い峠や山間部を中心に雪が降り、積雪状態となる所があるでしょう。積雪や路面凍結による交通障害に注意が必要となります。
●5月19日~5月25日 4月になったり、7月になったり
19日(土)は広く雨が降り、東部の山沿いや峠では雪になる所もあるでしょう。20日(日)は東部で昼頃まで雨や雪の降る所がありますが、北部や南西部は天気は回復し、午後を中心に晴れてくる見込みです。気温は平年並みか低く、19日(土)は全般に4月並みの寒さが戻ります。21日(月)以降は高気圧に覆われて晴れる日が多くなるでしょう。気温は高く、6月~7月並みの暑さとなりそうです。数日の周期で気温の変動が大きくなるため、体調管理などに注意してください。
●5月26日~6月1日 数日周期で天気が変わる
高気圧と低気圧が交互に通過するため、天気は平年と同様に数日の周期で変わるでしょう。日本海側やオホーツク海側は晴れる日が多い時期となりますが、太平洋側では海霧が流れ込みやすい季節となってくるため、曇りや霧の日が多くなってきます。気温は平年並みか高いでしょう。
●6月2日~6月15日 平年並みの天気
引き続き、高気圧と低気圧が交互に通過する見込みです。天気は平年と同様に数日の周期で変わり、日本海側やオホーツク海側は晴れやすく、太平洋側は曇りや霧の日が多くなるでしょう。日ごとに紫外線が強まってくる時期のため、外出の際は日差しがあってもなくても紫外線対策を忘れずに。気温は平年並みか高い見込みです。
●平年並みの天気って?
表は、6月前半の日ごとに現れやすい天気(札幌管区気象台の資料より)です。帯広や釧路など太平洋側は札幌などに比べて、曇りの日が多くなっています。その恩恵もあり、雲海など幻想的な光景もよく見られるようになります。必ずこの天気になるという訳ではありませんが、こんな天気の日が多くなる参考にはなりそうです。