本日、19日15時39分頃にえびの高原の硫黄山で、噴火が発生しました。気象庁は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げ、警戒を呼びかけています。
えびの高原の硫黄山で、本日(19日)15時39分頃に噴火が発生しました。この噴火に伴い、硫黄山火口周辺で噴石の飛散を確認されました。噴煙は火口上300mに達しています。
●防災上の警戒事項等
今後さらに火山活動が活発になる可能性があります。えびの高原の硫黄山から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
以下の市町村では、火口周辺で警戒をしてください。
宮崎県 :小林市、えびの市
鹿児島県:霧島市
●参考:噴火警戒レベルの説明
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制 等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)