今日(28日)午後3時までの最高気温はほぼ全道で2桁となり、4月下旬から5月並みと、季節を先取りした暖かさとなりました。オホーツク海側の紋別では7月上旬並みと記録的に暖かくなるなど、場所によっては春を通り越して夏の陽気となった所もありました。
●3月としては記録的な暖かさに!
今日(28日)の北海道付近の上空1500メートル付近には、6月下旬並みの暖気が流れ込みました。特にオホーツク海側では南よりの風が吹いて、フェーン現象も加わり、気温がぐんぐん上昇しました。
網走地方の斜里町宇登呂では、12時33分に20度4分まで上がり、道内で3月に観測された最高気温の記録を更新しました。これまでの記録は、1923年3月28日に十勝地方の帯広で観測された20度3分で、実に95年ぶりの記録的な暖かさとなりました。
その他にも午後3時までの最高気温は、紋別や稚内、留萌や室蘭など道内の173ある観測地点のうち、約6割で3月の最高気温の観測史上1位を更新しました。札幌は記録を更新するほどではありませんでしたが、13度4分まで上がり、今年1番の暖かさとなりました。
今夜(28日)から明日(29日)朝にかけても気温は平年に比べると高めの状況が続くため、日が落ちてからも雪解けが進みます。積雪の多い地域ではなだれの発生や雪解け水の影響による川の増水に注意して下さい。
なお、今後1週間も最高気温は平年並みか平年より高い日が多くなりそうです。