日本気象協会は2018年の桜開花予想(第2回)を発表。平年並みの所が多いでしょう。桜前線は宮崎・熊本・高知で3月20日にスタートし、東京都心は3月24日の予想です。
●●開花の傾向
2018年の桜の開花は、九州で平年並みかやや早く、その他の地域では平年並みの予想です。桜前線は、3月20日に熊本と宮崎、高知でスタートします。21日には長崎と鹿児島、続いて23日に福岡、佐賀、24日には東京と大分で開花する見込みです。そして3月末までに四国、中国、近畿、東海、関東の多くの地点で開花するでしょう。桜前線はその後も順調に北上し、4月上旬には北陸や東北南部に達し、4月中旬以降には東北北部や長野県でも開花する見込みです。桜前線が津軽海峡を渡るのは、5月に入ってからとなりそうです。
2月14日に九州と中国、北陸で「春一番」が吹き、全国的に気温が平年より高くなりましたが、暖気の流れ込みは一時的で、1月までと同様に2月の気温も全国的に平年より低く経過しています。
この先の気温は、3月前半は全国的に平年並みか高くなり、3月後半、4月とも西日本や東日本は平年並み、北日本では平年並みか高い予想です。そのため、前回予想より多くの地点で予想開花日が1~2日程度早まりました。なお、桜のつぼみは、冬の低温にさらされたことで休眠打破(※)が順調に進んでいると見込まれますが、休眠打破後も寒さが続いているため、生長は遅くなっていると考えられます。3月から4月にかけては、気温が平年並みか高い予想のため、桜のつぼみは徐々に生長し、桜の開花は平年並みのところが多いでしょう。
※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること
●●おもな地点の予想開花日
●●ソメイヨシノの標本木48地点と日本三大桜3地点
全51地点の桜(ソメイヨシノの標本木48地点と日本三大桜3地点)の予想開花日・予想満開日は、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜の開花予想ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。
なお、次回3月7日(水)に発表予定の2018年桜開花予想(第3回)からは、地点数を92地点に増やし、同時に桜の満開日の予想も開始します。お花見計画の参考にしてください!