今夜(11日)と明日(12日)の夜は「きぼう(国際宇宙ステーション(ISS))」を見られるチャンス。明後日(13日)の夜明け前は「ペルセウス座流星群」が極大を迎える予想で、お盆休みの夜空を彩りそうです。気になる各地の天気をまとめました。
●◆「きぼう」 肉眼でも
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。サッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
今夜(11日)と明日(12日)の夜は「きぼう」を見られるチャンスです。JAXA・宇宙航空研究開発機構によりますと、今夜は九州から関東で、明日の夜は中国地方から東北で最大仰角(仰角とは、地平線からの角度)が30度より高くなるため、見えやすくなります。そのほかの地域は最大仰角が30度より低くなるため、周辺の建物や木の影響などがあり、見えづらいでしょう。(「きぼう」が見られると予想される経路は、上の図を参照して下さい。)
各地の見られる方角と最大仰角の時刻(この時刻の3分ほど前から見え始めます)です。
【今夜(11日)】
★福岡 午後8時41分ごろ 東北東
★広島 午後8時41分ごろ 北東
★大阪 午後8時41分ごろ 西北西
★金沢 午後8時41分ごろ 西南西
★東京 午後8時41分ごろ 西
【明日(12日)】
★広島 午後7時48分ごろ 北北東
★大阪 午後7時49分ごろ 北北東
★金沢 午後7時49分ごろ 北東
★東京 午後7時49分ごろ 北西
★仙台 午後7時49分ごろ 南南西
★秋田 午後7時49分ごろ 南西
●◆ペルセウス座流星群がピークに
ペルセウス座流星群が明後日(13日)の午前4時ごろ極大を迎える予想となっています。明日(12日)の宵のころから観察すると、少しずつ流星数が増し、明後日(13日)の夜明け前にピークとなりそうです。月明かりがありますが、明るく痕を残す流星も多く、是非、夜空を見上げてみて下さい。流星は特定の方角だけに出現するわけではありませんので、月がなるべく視界に入らないようにしながら、空の広い範囲を眺めて下さい。
●◆天気は?
【今夜(11日)】九州から東海にかけて晴れ間の広がる所が多く、「きぼう」を見られるチャンスです。北陸は雲が多く、関東も曇りや雨であいにくの天気となりそうです。
【明日(12日)の夜~明後日(13日)の夜明け前】沖縄や九州から東海は大体晴れて、星空を見るのに良さそうです。願い事を決めて、夜空を見上げてみて下さいね☆関東から北海道は曇りや雨の天気でしょう。ただ、関東は13日の未明頃になると次第に晴れ間が広がり、流れ星を見つけるチャンスがありそうです。