本日(6日)、北海道の稚内地方気象台でヤマツツジの開花が観測されましたが、旭川地方気象台では、まだ開花が観測されていません。旭川でこれまでに最も遅くヤマツツジが咲いたのは2005年の6月5日でしたが、今年は観測史上最も遅い開花となるのか、旭川地方気象台の方に取材しました。
●道内 ツツジの観測は?
北海道にある8か所の気象観測所全てで、ツツジを観測しております。旭川や札幌、稚内、網走、帯広、室蘭、函館では紅紫色や朱色の花をつけるヤマツツジを観測していますが、釧路地方気象台では、エゾムラサキツツジを観測しております。名前の通り、紫色の花をつける品種ですが、釧路ではヤマツツジが育たないため、この品種を観測しているそうです。
ちなみに、私の出身地、北見市留辺蘂町(キタミシルベシベ)の「温根湯(オンネユ)エゾムラサキツツジ群落」は北海道天然記念物に指定されています。
●旭川のヤマツツジ どんな状況?
旭川地方気象台の方に伺ったところ、3年前から標本木の状態が悪く、観測ができない状態となっており、今年も欠測となったそうです。
なお、旭川のヤマツツジの開花の平年は5月23日で、比較のために観測している木は5月21日に開花となっていたそうですが、標本木ではないため、平年と比べることはできません。
●週末 花を見に出かけるには?
今週末も、外出には傘が必要な日が出てくる見込みです。道内は次の土曜日も、曇りや雨となるところが多くなります。また、日曜日も今のところ天気の崩れのない予報となっていますが、北海道付近を通過する低気圧の動きによっては、雨の降るところが出てくる見込みです。道内では、ここ2週間ほど週末になるたびに、ぐずついた天気となっていますが、今週末も雨や曇りのすっきりとしない天気が続いてしまいそうです。