週末は春に一歩近づきます。「立春」は、暦通り、全国的に暖かくなりそう。関東など一足早く「節分」の日中から寒さが緩む所も。東京の予想気温は3日の最高気温から3月並みで、「3K」に注意。
●「立春」に向けて 各地の気温は?
全国的に、1月下旬~2月上旬は、平年だと、1年で最も寒い時期。「いつまで寒いの?」という声が聞こえてきそうですが、「立春」を迎える週末は、全国的に寒さが和らぎそうです。
各地の予想気温をみてみますと…
札幌の最低気温は、1日と2日は氷点下8度~9度の予想です。2日は、最高気温でも氷点下7度までしか上がらないでしょう。昼間も凍える寒さとなりそうです。3日の朝も、まだ空気は冷え切ったままで、最低気温は氷点下10度の予想ですが、日中は、少しずつ寒さが和らいでくるでしょう。4日「立春」は、朝の冷え込みも緩んできそうです。
東京は、1日は、最低気温が2度の予想です。朝は日差しも少ないので、冷えるでしょう。最高気温は11度で、日中は北風の冷たさはなさそうです。でも、2日は、最高気温が「ひと桁」で、また北風が冷たくなってくるでしょう。でも、この寒さはいったん3日の朝まで。3日の日中は、一足早く暖かくなり、最高気温は12度、4日の最高気温は14度と、3月中旬並みの予想です。
大阪も、朝は冷え込む日が続くでしょう。最高気温は、3日まで、連日、10度くらいの予想です。4日になると、暦通りに、昼間は日差しに「春の温もり」を感じられそうです。
福岡は、週末にかけて、最低気温が4度前後の予想です。最高気温は、12度前後の日が続きますが、4日は3月中旬並みの15度まで上がるでしょう。日中は、コートの前を開けて、お出かけできそうです。
●注意すべき 3つの「K」とは?
でも、この先は3つの「K」に注意が必要です。
1つめの「K」は、「気温差」です。
「立春」にむけて、徐々に暖かくなりますが、それまでは寒さが続きます。寒くなったり、暖かくなったりを繰り返しながら季節は春本番へと進んでいくのですが、季節の変わり目は気温差で体調を崩しやすくなります。受験シーズン真っ只中の方もいらっしゃると思いますので、受験生はもちろん、周りの方々も、服装で上手に調節して下さい。
2つめの「K」は、「花粉」です。
この暖かさで、関東から西では、スギの花の開花が進む可能性があります。すでに、山梨県など少量のスギ花粉が確認されている所もありますので、花粉症の症状のでる方は、早めの花粉対策を心がけて下さい。花粉症の症状が出ない方も、外から帰ったら、洋服についた花粉を払い落とすなどの思いやりを実行していただきたいものです。
3つめの「K」は、「乾燥」です。
週末にかけては、関東から西では晴天の続く所が多いでしょう。東京では、4日まで大体晴れるので、空気の乾いた状態が続きそうです。「立春」に暖かくなるまでは、乾燥だけでなく寒さも続くので、暖房器具など火の取り扱いに、十分ご注意下さい。