北海道では冬は足元が悪く下を向いて歩きがちですが、頭上にも気を配らなければいけません。
屋根に積もった雪や氷の塊が落ちてくる、落氷雪事故が起きるからです。
外出は足元と頭上に両方に注意してください。
朝晩を中心につるつる路面の所が多く、歩行者は足元に注意を払っています。そろりそろりと滑らないように歩いていますが、注意は足元だけでは不十分です。
内陸を中心に平年より積雪が多く、住宅の屋根にも雪が積もっています。雪は降った直後はふわふわで柔らかい雪も多いですが、積もった雪は時間とともにしまって重たい固い雪に変わります。場所によってはつららのできている所もあります。
この固くしまった雪の塊や氷が落ちて、頭などに当たると大きな怪我をすることもあります。また、住宅では雪の落ちそうな所は比較的分かりやすいですが、高いマンションやビルで雪がひさしのように突き出しているところは危険に気が付きにくくなります。
北海道では落氷雪事故が毎年起きており、過去5年間で100名以上の死者が出ているということです。軒下からは離れて歩くようにして下さい。
札幌では今日(4日)と6日から10日は最高気温が0度位まで上がるため、より一層注意して下さい。