
今季12勝を挙げブレークしたソフトバンク前田悠伍投手(21)が来季の先発フル回転を誓い、トレーニングを始動した。10月31日、前田悠は本拠地みずほペイペイドームでランニングなど汗を流した。
日本シリーズ第4戦で先発マウンドに上がって中2日。前田悠の視線はすでに来シーズンに向けられていた。「ある程度、リカバリーをやって、早い段階で来シーズンに向けて体作りだったり、そういうのに変えていけたらいいと思います」。プロ3年目は前田悠にとって飛躍の年となった。19試合に先発登板し、12勝1敗、防御率2・10の数字を残した。最終盤まで最多勝&最高勝率のタイトル争いを演じた。残念ながら戴冠(たいかん)には至らなかったが、リーグ3連覇の原動力となった。昨オフに左ひじのクリーニング手術を受けたこともあり、今季は球数など制限付きの中でのマウンドだったが、それでも首脳陣の期待以上の投球だった。
成長の1年だが、満足しているわけではない。来季は開幕から先発ローテとしてシーズンフル回転を頭に描いている。「今年は運よく勝ってたという部分もあるし、自分の実力で勝てたというのはあまり思っていない」。今オフはウエイトトレを含め瞬発系など強化。さらにビルドアップして4年目のシーズンに備えるつもりだ。
今年は手にできなかった開幕切符は当然ながら、イニング数の大幅増ももくろんでいる。「最初は5回で本当にしんどかったが、途中から(イニングも)伸びてきた。限界値を知りたいというか、9回までたぶん投げられると思う。来年はスタート(開幕)から回らないといけないし、(制限ある)投球数とか言っていられない」と意気込んだ。
福岡・筑後市にあるファーム施設で今日1日から秋季練習に参加。その後も、個人トレーナーらとともに年末まで体をいじめ抜く計画だ。急成長のサウスポーは4年目のさらなるジャンプアップを誓っている。【佐竹英治】
