
中日木下拓哉捕手(35)が29日、名古屋市内のナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸7000万円でサインした。プロ12年目となる来季は複数年契約の3年目となる。「今年はベンチにいることが多かった。(球団とは)来年は試合に出られるように頑張ってくれ、頑張ります、という話をしました」とプロ12年目のシーズンで、巻き返しを誓った。
20年に正捕手に定着し、同年に大野雄大投手(38)と最優秀バッテリー賞を獲得した木下。今季は27試合の出場にとどまり、正捕手定着後で最少となった。昨季は正捕手として開幕を迎えたが、5月下旬に左太もも裏の肉離れで離脱。リハビリ中にも再発し、そのまま1軍復帰を果たせなかった。今季は再発防止に向けて減量に取り組み、キャンプイン時の95キロからシーズン終了後には90キロとなった。けがなくシーズンを終えた一方、打率2割6分6厘を記録しながら、本塁打は0本に終わった。
体重を落としたことで、力強さに物足りなさを感じたという。「ちょっと力強さがないと感じている。またオフに増量したいと思っています」と、体づくりを見直す考えを示した。
石伊の台頭に加え、マラーとバッテリーを組んだ加藤も奮闘。ドラフトでは捕手2人が指名され、正捕手争いはさらに激しさを増す。「全く仕事ができていない。厳しい状況は変わらない。なんとか少ないチャンスでアピールして、試合にたくさん出たい」と危機感をにじませた。
プロ野球選手としてプレーできる時間も意識し、来季は自身の能力向上に力を注ぐ。「しっかりパワーアップして、出たところでいいパフォーマンスが出せるように。まずは自分の能力を上げることが一番だと思います」と再起を誓った。(金額は推定)
