
阪神平田勝男新ヘッドコーチ(67)が“カツオ節”全開でナインを鼓舞した。28日、甲子園での秋季練習に初めて合流。「孝介がいいこと言うたんよ、引退する時ね」とOB福留孝介氏(S49)が20年の秋の現役引退時、最後の鳴尾浜球場での練習で若虎に送った金言を引用してハッパをかけた。「秋季練習が一番大事」「腕でお金を稼ぐ」「限界なんてないなんだよ。今はなんぼでも伸びる」。力強い言葉の数々で熱く呼びかけた。
チームは球団初のリーグ連覇を果たしたがCSファイナルステージでDeNAに敗戦。「日本シリーズは見ていちゃダメ。出るんだよ!」。トータルで3分間半、ゲキを飛ばし続けた。
今回が4度目の阪神ヘッドコーチ就任。04年から3年間は岡田監督、15年は和田監督、23年から2年間はの再び岡田監督の元でと、合計6年間務めた。「各監督さんたちの指導法とか方針、野球に対する考え方とか全部違う。藤川監督の考えをしっかりと理解をして、サポートをするということでないといけない。岡田さんの時と同じようにというわけにいかん」。20歳以上離れた藤川監督を全力でサポートすることを誓った。
今季まで2年間、2軍監督として指揮官と連携を密にしてきた。藤川監督は新ヘッドも加わったことを踏まえ「チームが徐々に2027年に向けて始動するという意味で、今日は重要な日でしたから、いい一日になりました」とうなずいた。
来季はコーチ陣も大きく入れ替わる。平田ヘッドは「コーチの方たちのやり方はあると思うし、一緒にコミュニケーションをしっかり取ってやる」とパイプ役を担う。この日は午前、午後とみっちり汗を流す若虎たちに言葉をかけた。「連覇を達成して、来季はもっと高い目標がある。一緒になって戦うということ」。虎を知り尽くした名参謀が球団初の3連覇を支える。【村松万里子】
