
楽天が打撃コーチとして日本ハム、巨人などで活躍した小笠原道大氏(53)を招聘(しょうへい)することが28日、分かった。
今季は8年ぶりの最下位に沈み、得点数はリーグワーストの473、打率は同5位の2割3分9厘と低迷。湿りがちだった打線を立て直すべく、実働19年で通算打率3割1分、2120安打、378本塁打を誇るレジェンドに白羽の矢を立てた。また、日本ハム、オリックスでプレーした増井浩俊氏(42)が投手コーチとして入閣する見込みだ。
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「ガッツ」の愛称で親しまれた小笠原氏が再建を目指す楽天の切り札になる。暁星国際(千葉)、NTT関東を経て96年ドラフト3位で日本ハムに入団。07年から巨人にFA移籍し、リーグ3連覇にも貢献した。巨人退団後の14年からは中日でプレーし、15年に現役引退。ヘルメットを豪快に飛ばすほどのフルスイングが魅力の強打者で、通算成績は1992試合で打率3割1分、2120安打、378本塁打、1169打点と超一流の数字を残した。
引退後は中日2軍監督、日本ハム1軍ヘッド兼打撃コーチ、巨人2軍打撃コーチなどを歴任。来季は4年ぶりの現場復帰となるが、楽天の石井GMは同じ千葉県出身の同学年という共通点があり、熱烈オファーがあったとみられる。
今オフはチーム再建に向けた球団の本気度を示すように、外部から積極的に人材を招いている。日本ハムでバッテリーコーチを務めた鶴岡慎也氏(45)の入閣がすでに決定。また、日本ハム、オリックスで通算163セーブ、158ホールドをマークした増井浩俊氏が投手コーチに就任する見込み。吉井監督がロッテ指揮官だった際にコーチとして支えた大塚明氏(51)もチームに加わる予定だ。
投手育成に定評がある吉井監督は、休養を経て退任した三木前監督の後任でシーズン途中の6月中旬に就任した。その時点ではコーチの新規登用や配置転換はなかったが、本格的に吉井体制が始動する来季を見据えて着々と血の入れ替えを進めている。
特に目玉になるのが小笠原氏の招聘だ。チームにはYG安田、中島、黒川、宗山ら同氏と同じ左打ちの好打者は多いが、得点力や長打力がチーム全体の課題となっている。14年ぶりのリーグ制覇を勝ち取るためには打者陣の底上げは不可欠。小笠原コーチを中心にガッツあふれる強力なイーグルス打線を築いていく。
◆小笠原道大(おがさわら・みちひろ)1973年(昭48)10月25日、千葉県生まれ。暁星国際-NTT関東を経て96年ドラフト3位で日本ハム入団。入団時は捕手で、3年目から内野手転向。02、03年首位打者。06年は本塁打、打点の2冠でMVPに輝き日本一に貢献。巨人にFA移籍した07年に史上2人目の両リーグMVP。13年オフに中日へFA移籍し、15年限りで引退。04年アテネ五輪、06、09年WBC日本代表。引退後は16~19年中日2軍監督、20~21年日本ハム打撃コーチ、22~23年巨人打撃コーチ。178センチ、84キロ。
