
阪神石井大智投手(29)が巨人松井秀喜新監督(52)との意外な縁を明かした。
四国IL高知時代の北米遠征で対面。「自分のコントロールできる部分で最大限の努力を」という金言を授かった経緯を明かした。ライバル巨人の指揮官に就任した松井監督の前でベストパフォーマンスを披露すれば、最高の恩返し。先発転向する石井がゴジラの金言を胸に腕を振る。
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巨人松井新監督との対面はプロ入りする1年前の19年だった。石井は四国IL選抜の一員として北米遠征に参加。「僕はもうすごく覚えているんですけど」と興奮気味にゴジラの金言を明かした。
松井監督はすでに現役引退していたが、アメリカに滞在中だった。ニューヨークで行われたイベントに姿を現し、選抜メンバーに練習へ継続的に取り組むことの重要性などを実体験からアドバイス。プロスカウトの視察で気合が空回りしてしまう選手には「自分のコントロールできない部分で迷う必要はない」と話していたという。石井の礎となった考えだ。
石井 自分のコントロールできる部分で最大限の努力をして、それが結果につながる。そういうところを教えてもらった。今でもすごく意識しているところ。
石井は今季、春季キャンプで左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負った。診断直後はショックを隠せなかったが、リハビリ組に合流すると即座に切り替え。いま自分ができることは何か。その一心で復活を目指し、9月に1軍復帰に至った経緯がある。松井監督の金言を胸にシーズン絶望の状態からはい上がってきた男だ。
来季は初の先発挑戦が決まっている。松井新監督を据えたライバル巨人は引き続き強敵。「(巨人は)監督も変わりますし、来シーズンはセ・リーグもDH(制)。野球としてもすごく変わる1年だと思う。しっかり対応できるように、考え方やトレーニングをしていきたい」。意外な縁でつながる敵将の前で活躍し、恩返しできれば最高だ。【只松憲】
