
来年3月から日本代表監督に就任するU-21日本代表の大岩剛監督(54)が24日、古巣鹿島アントラーズから功労賞を贈られた。
クラブの発展に寄与した人物をたたえるため2008年に制定された同賞。03年から選手、コーチ、監督として所属した17年にわたる貢献が評価された。メルカリスタジアムで受賞し、思いを問われると「だいぶ経ったなと」と笑いを誘いつつ「本当にありがとうございます。アントラーズで長年在籍した自負もあるので、非常にうれしく思っています」と喜んだ。
在籍17年間で思い出深いのは18年アジア制覇だという。「ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)で優勝したことが一番トピックだと思う」。監督としてクラブに初めての栄冠をもたらした。
24年パリオリンピック(五輪)を率いて8強入りを果たすと、ロサンゼルス五輪世代の監督にも着任。U-21日本代表として、今年1月のU-23アジア杯を制し、来年3月からは日本代表監督と兼任することが発表された。鹿島から羽ばたき、文字通り日本を代表する名将に上りつめた。「選手として、コーチとして、監督として17年間在籍し、経験したことが今の礎になっている」とうなずいた。
中でも、住友金属鹿島時代からのレジェンドで日本代表監督の先輩でもあるクラブアドバイザー、ジーコ氏からは大きな影響を受けたという。鹿島で監督を務めていた頃は、ジーコ氏に事あるごとに相談を持ちかけた。
「自分がジャッジメントをする時に、いろいろなヒントをいただいた中で、いろいろな物事を進めていった。当然、ジーコさんから見れば頼りなく見えていただろうし、その言葉が僕自身にすごく自信を持たせてくれた。そういう意味ではすごく経験に裏打ちされたアドバイスというものを、すごくたくさんいただいたので、今後も頼りにしたいと思います」
昨季限りで現役を退いた西大伍氏も功労賞を授与された。【佐藤成】
