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【ドラフト展望】密室の駆け引き続く 織田翔希の米挑戦で各球団1位練り直し 強行指名はあるか


【写真】横浜・織田翔希(2026年10月)

<プロ野球ドラフト会議>◇22日

運命のプロ野球ドラフト会議の日を迎えた。毎年秋の風物詩で今年は異例の事態が起きている。昨年は西武、巨人、広島の3球団がドラフト前に1位指名を公表したが、今年は全12球団が1位指名の公表はなかった。2013年以来13年ぶりとなる事前公表ゼロのまま当日を迎えた。各球団の手の内が明かされないまま、密室の駆け引きが続く。

一体なぜ公表しないのか。直前まで本命の指名が判然としない混戦模様に加え、NPBを経由せずにMLB入りを視野にアメリカ挑戦を表明した横浜(神奈川)の最速157キロ右腕・織田翔希投手(3年)の存在が事態を難しくさせた。多くの球団が1位候補の練り直しを強いられた。織田の強行指名に動く球団が現れるのかどうかが今ドラフトの最大の注目点で、球団関係者への直前取材でも最後まで見極める動きが続いている。

大学の目玉は「戦国東都」の2大巨頭だ。最速155キロを誇る即戦力右腕の青学大・鈴木泰成投手(4年=東海大菅生)と、大学日本代表の主砲も務めた青学大・渡部海捕手(4年=智弁和歌山)には、バッテリー補強を目指す複数球団の1位競合が予想される。

また高校生では、最速152キロの直球と通算39本塁打を誇る山梨学院・菰田陽生投手の「投打二刀流」としてのスケール感がスカウト陣の評価を高めており、争奪戦は必至だ。さらに最速156キロ左腕の高岡第一・前田侑大投手ら高校生左腕の動向も注目を集める。

また、米ペンシルベニア州立大の佐藤幻瑛投手(21)やブリティッシュコロンビア大の杉本寛斎投手(23)ら、海を渡って磨きをかけた“逆輸入”組の指名動向も焦点となる。即戦力から将来の大器、異色の経歴を持つ逸材まで。競合覚悟で本命に突撃するのか、漁夫の利を目指して単独指名を狙うのか。各球団の思惑と戦略が交錯する運命の瞬間が刻一刻と迫る。【アマチュア取材班】

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