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【虎になれ】ラッキーボーイは梅野では…と予想する話


【写真】梅野隆太郎(2026年撮影)

「それはもう皆さんが探してください」。DeNAとのCSファイナルステージ前日、ナイター練習が行われた。そこで虎番記者から「ラッキーボーイ」について聞かれた指揮官・藤川球児はそう答えたのだ。そこで勝手に頭に浮かべたのは梅野隆太郎である。その理由を少し書く。

DeNAとの対戦で“通な虎党”が楽しみの一つにしているのは、かつての猛虎戦士との激突かもしれない。DeNAは現在、浜地真澄と岩田将貴がブルペンに入っており、巨人とのファーストステージでも存在感を見せていた。

ここに藤浪晋太郎がいれば、なお興味が募っていたかもしれないが、それはともかく浜地も岩田も福岡出身だ。そこで注目したいのがベテランの域に達してきた梅野である。

2人と同じく福岡出身の梅野は言うまでもなく、2人の阪神時代にマスクをかぶり、リードしていた。「かつてバッテリーを組んでいた投手と捕手の対戦は捕手が有利」-。球界ではよく言われることだが梅野はそれをどう思っているのか。練習後にそこを少しだけ聞いてみた。

「まあ、球種とかは分かりますけどね。だからって簡単に打てるワケじゃないですから」。梅野はそう笑った。もっともな話である。それでも注目するのは阪神の薄い部分、代打について考えるからだ。

今季、甲子園での打率が一番いいのは梅野である。3割6分4厘を記録した。さらにカード別でDeNA戦の打率がいいのも梅野だ。こちらは実に6割6分7厘。言うまでもなく、規定打席に到達していないことや、安打数そのものを度外視しての話ではある。

それでも、こういう数字が残っているのは悪くないと思うのだ。まだ出場登録されていないが栄枝裕貴が1軍に同行している。登録すれば捕手は4人制になるかもしれない。そうなれば梅野を代打の1番手で起用することができる。結果は分からないが、梅野が打って戦況が変われば甲子園が大いに盛り上がることだけは間違いない。

「やれることをやるしかないですね。短期決戦の独特な雰囲気から肌で感じる部分は経験的にはあるんでね」。スタメンマスクがあるかどうかは分からないが対戦を前に、梅野は落ち着いた様子で話した。「三つ勝つと。それだけですね」。球児も冷静にそう話したゲームが、いよいよ始まる。(敬称略)【高原寿夫】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「虎だ虎だ虎になれ!」)

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