
巨人橋上秀樹監督代行(60)が13日、都内の球団事務所で山口寿一オーナー(69)へシーズン終了報告を行った。退任が濃厚となっているが、「今日の時点では特に話はしていないです」と説明。個人的にも「あまり考えていない、まとまっていないというか」と心境を明かした。
阿部前監督が長女への暴行容疑で現行犯逮捕され、辞任を受ける形でオフェンスチーフコーチから昇格したのは交流戦が始まる5月26日だった。「激動に近い約半年でした」。勝利と育成の両方を追求する路線を継承し、97試合で指揮を執り、52勝42敗3分け。最終戦まで阪神との優勝争いを繰り広げた。
2位で進出したCSファーストステージで3位DeNAに敗れ、11日に終幕を迎えた。14年ぶりの日本一には届かなかった。オーナーとの会話では課題にも言及。「本塁打、長打力。今回のCSも含めて、非常に大きなポイントになりましたので」と意見を交わしたという。
「代行としての最低限の責任は果たせた。そこが一番安心しました」。史上初めて巨人での選手経験がない指揮官として全うした。「野球界にいる人間としては、この上ない幸せ、やりがいを感じながらやらせていただいた」。大役を終え、ほっとした心根をのぞかせた。【阿部健吾】
