
<セ・CSファーストステージ:巨人1-2DeNA>◇第1戦◇10日◇東京ドーム
「11%の望み」にかけるしかなくなった。巨人はDeNAに競り負ける痛恨の黒星で、阪神とのファイナルステージ進出には残り2戦で負けられなくなった。セ・リーグのCSファーストステージは、初戦負けの18チームの勝ち抜けは過去2チームのみ。突破率11%と困難な数字が立ちはだかる。
橋上秀樹監督代行(60)は「今日の事は今日の事。明日はまた新たな投手と対戦するわけですから。しっかり気持ちを切り替えて、明日に向けてしっかり準備をして、また明日精いっぱいやりたい」と強調。レギュラーシーズンと同じく、切り替えを第一に掲げた。
予想通りの投手戦だった。先発井上は初回にDeNA牧に先制弾を浴びたが、好相性の相手打線に球威、制球ともに際立つ力投。指揮官は「(DeNA先発の)東投手も確かに素晴らしかったんですけども、井上投手も、もしかしたらそれ以上に良かった。シーズン中のいいところも存分に出た」と8回1失点をたたえた。
逆に打線は、シーズン中と同様の「悪いところ」を覆したかった。東には今季4戦し、無傷の3勝を許していた。「活発に打てる、連打が続くイメージは持ってませんので。出た走者をしっかりと得点圏に進めて、少ないヒットで点が取れれば」と策を徹底。1回裏に即座に同点とし、その後は犠打も絡めたが、2回以降の3度の得点圏で「あと1本」が出ない。その光景は、シーズンと同じだった。
DeNAとは8月以降は2勝10敗、これで6連敗となった。1番で2安打の吉川は「明日からは勝つしかない。そこに尽きる」と選手会長として皆の気持ちを代弁した。14年ぶりの日本一へ続く道を、閉ざすわけにはいかない。【阿部健吾】
