
3週間ぶりに再開したJ1で、柏レイソルがヴィッセル神戸を4-2で下し、首位に浮上した。8月末に町田から完全移籍で加入したFW藤尾翔太(25)が、1トップで攻守に走り続け、待望のリーグ戦初ゴールを奪った。新戦力に引っ張られ、FW山内日向汰、MF久保藤次郎、FW瀬川祐輔が追加点。相手の反撃をしのぎ、リーグ戦3連勝とした。
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藤尾が持ち前のアグレッシブなプレーで、柏に新たな風を吹かせている。
前半27分、待望のゴールが生まれた。左からMF遠藤渓太がゴール前左からカットインし、シュート性のスルーパス。裏に抜けたボールを藤尾が滑り込みながら押し込んだ。加入後のリーグ戦4試合目にして初ゴール。3日のルヴァン杯4回戦G大阪戦で2得点しており、公式戦2試合連続の得点。ようやく「柏の藤尾」としてアピールできた。
後半39分まで出場し、力を余すことなく走り切った。「もう絶対に勝ちたかったので本当に勝ち切れて良かった」。得点については「(遠藤)渓太君がシュートモーションに入った時にこぼれてくるかもしれないって思ったので、それにうまく体が反応して決めることができた」と喜んだ。
「町田の藤尾」として知られた。24年にJ1初昇格したクラブにあって、リーグ戦で9得点。PKの際にボールに水をかける行為が議論の的ともなった。パリ五輪にも出場し、その未来は明るいものだった。しかし飛ぶ鳥落とす勢いで強化を進めるクラブにあって、代表クラスのFWが次々と加入。控えに回ることが増えて昨季リーグ戦は3得点、今年の百年構想リーグは1得点。そして今夏、W杯日本代表FW小川がやってくると、出場機会を求めるべく柏へやってきた。
184センチの上背と体の強さに加え、走力がある点取り屋。ボールを収め、連動性あふれる攻撃に厚みを加えている。ロドリゲス監督は「まだ加入して長い時間が経っていませんけど、攻守に渡ってフィットしていいパフォーマンスを見せてくれている」と称える。
強敵神戸を力でねじ伏せ上昇機運に乗った。「首位をキープするためには連勝が必要なので、一戦一戦勝ちきって優勝に向けて頑張りたい」。新天地で水を得た藤尾が、輝きを増している。【佐藤隆志】
