
下克上の道は自虐劇場から! 日本ハム新庄剛志監督(54)が9日、ベルーナドームで「2026パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージの前日記者会見に出席。同席した選手会長の清宮幸太郎内野手(27)も巻き込む自虐ネタ連発で、西武西口文也監督(54)を圧倒した。10日に敵地で開幕し、2戦先勝の超短期決戦。リーグ3位から日本一への挑戦が、始まる。
◇ ◇ ◇
球界きってのエンターテイナーは、今年も“絶口調”だった。会見の冒頭、チームへの期待を問われた時だ。日本ハム新庄監督がいきなりぶっ込んだ。相手先発が今季5戦0勝4敗の天敵平良とあって「うちの選手会長はね、対戦相性がものすごく良くて。(通算35打数)2安打。全く打ってません」。隣席した選手会長の清宮幸は、苦笑い。「明日爆発されたら困るんで」と警戒する西武西口監督に、新庄監督は「(通算で)フォアボール4つ取ってるんで、フォアボール狙いでいきます」と宣戦布告?だ。
今季対戦成績は12勝12敗1分けと五分。それでも、敵地ベルーナドームでは7勝4敗1分けと白星が先行する。先発には「今年絶不調だった有原君でいきたいと思います」と再び自虐を交えて明かした。「こういう舞台で慣れてるんで。選手会長がエラーしなかったら勝てるんじゃないかな」。これには、今季チーム最多15失策の清宮幸も、思わず頭を抱えた。
キーマンには「選手会長もですけど、うちはやっぱりレイエス。あとは、今年、野手としてデビューさせた柴田君には、ちょっと期待したいかなと思います」。清宮幸に加え、右太もも裏の肉離れからCSで復帰となる大砲と、調整期間の紅白戦で本塁打を放った高卒2年目の投打二刀流を挙げた。
会見後には、一塁柴田、左翼清宮幸を明言。「(西武に)データないでしょ。速いピッチャーにも対応できそうな感じもするし」。4番柴田の可能性も「ありますよ、もちろん」と否定しなかった。今季平良に1割7分1厘と封じられている打線が、どのように機能するか。「サヨナラ勝ちしても喜ばないポーカーフェフェイスは、ものすごく不気味。この冷静さが怖いんですよ」と、敵将を警戒する新庄監督が、どんな“マジック”で壁を破るかに注目だ。【中島宙恵】
◆CSファーストステージの主なルール シーズン2位と3位が3試合制で対戦し、勝利数の多い球団がファイナルステージに進出。引き分けを除いた勝利数が同じ場合は2位球団が勝者となる。球場は2位のホーム。延長は12回まで。12回終了後、同点は引き分け。12回表終了時や12回裏の攻撃中に後攻のステージ勝ち上がりが確定した場合、その時点で終了となる。予告先発を採用。
